介護型サービス付き高齢者向け住宅とは?

サービス付き高齢者向け住宅」の中でも「特定施設」の指定を取っているところでは24時間体制で介護を受けることができます。それが「介護型サービス付き高齢者向け住宅」です。その特徴を整理していきます。

「サ高住」でも「特定施設」指定であれば「介護型」

サービス付き高齢者向け住宅」の中には「介護付き有料老人ホーム」と同じように都道府県から介護保険の「特定施設入居者生活介護(「特定施設」という)」の指定を受けている住宅があります。それが「介護型サービス付き高齢者向け住宅(「介護型サ高住」)」です。

ここは通常の「サービス付き高齢者向け住宅」とは明確な違いを有しています。

その違いとは「24時間体制で介護サービスの提供が受けられること」。

ケアが行き届いている分、入居者の自由度は大幅に狭まっており、介護費用は要介護度ごとに定められています。このため、「サービス付き高齢者向け住宅」とはまったくの別物であると認識したほうがいいでしょう。

ケアは行き届いているものの自由度は低い

例えば、入居者の入浴についても「特定施設」であれば、「サービス付き高齢者向け住宅」であっても、通常の浴槽と車いすのまま入浴できる「機械浴」があることが一般的です。

ただし、ケアは月届いているものの「入浴回数」については、詳細に定められています。それは「特定施設」の運営基準に「自ら入浴が困難な利用者については1週間に2回以上入浴または清拭すること」とあるためです。たとえ1人で入浴できたとしても「入浴は週2回まで」と制限されて、覆らないこともあります。(「週3回」にしてしまうと、人件費の問題が出てくるからだと考えられます)

また、「特定施設」指定の、「サービス付き高齢者向け住宅」では、施設の近くにコンビニや自動販売機があったとしても、勝手には買い物することが許されないケースもあるようです。(このため、外出が減り、足が弱くなることを心配する入居者もいるようです)

「特養」や「有料老人ホーム」も同様でありますが「サービス付き高齢者向け住宅」の場合には特に気を付けたいのは「自由に暮らせる高齢者住宅のはずだったのに・・・」と後悔することがないように「特定施設」の指定の有無、そして「ケアの内容をしっかりと把握すること」が重要となります。

介護・看護職員は要介護者3名に対して1名以上が義務付けられています。認知症に対応しているところが多いものの、看取り対応は少ないです。

費用は「介護付き有料老人ホーム」程度は必要となります。利用契約の一時金として、あるいは賃貸借契約の前払い家賃として数百~数千万円を必要とするケースもあります。月額料金は食費を含めて15~40万円程度が目安となりますが、介護保険の自己負担分が別途必要になりますから注意しましょう。

なお、ほとんどの場合、居室は個室となっていて、入居希望者は直接、施設に申し込むことになります。

「介護型サービス付き高齢者向け住宅」の特徴をまとめると・・・

「介護型サービス付き高齢者向け住宅」の特徴をまとめると、「介護保険の「特定施設」の指定を受けており、施設職員が介護サービスを提供する民間施設」です。

(表1)介護型サービス付き高齢者住宅の特徴
介護医療処置安否確認
併設事業者
外部サービス
  △  〇
認知症看取り夫婦入居
  △  △  △
運営主体民間企業
入居の対象60歳以上の高齢者
入居金の目安数百万円~数千万円まで
月額料金の目安15万円~40万円

【まとめ】

  • 介護付き有料老人ホーム」よりは比較的低コスト
  • 介護保険は、「特定施設入居者生活介護」を利用する
  • 「混合型」「介護専用型」がある
  • 認知症に対応しているところは多い
  • 看取り対応しているところもあるが少ない
  • 介護・看護職員の配置は要介護者3名に対して1名以上
  • 居室は個室中心
  • 全国どこでも申し込み可能
  • 申し込みは直接施設へ

【「介護型サ高住」のメリット/デメリット】

メリット

〇 24時間体制で介護が受けることができるので安心

〇 介護費用が一定額なので膨れ上がる心配がない

デメリット

× ケアマネージャーや介護事業者を自らの意思で選択できない

× 自由度が低く、外出制限などがある

 

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